山手線の電車から見える風景

風景が流れるっていう表現があります。当然見える景色の時
は確実に刻まれているものの、基本的に景色はそこにただ
留まっているいるだけで、流れているわけではありません。
人間が移動しているときに見える景色が流れているように
見えるだけです。
そんなことを山手線に乗って外の景色を見ていて感じたのです。
おそらく私が風景が流れていると感じるのは電車に乗って外の
景色を見ているとき、自動車の助手席に乗っているときです。
新幹線では流れるという表現を飛び越えていますし、自転車だと
風を切っている感覚はありますが、風景が流れている感じは
あまりしません。バイクもそうかな?
飛行機に乗っているときは風景(地上)は遠くに離れているの
で、ミニチュアサイズの風景を見ても流れている感覚はあり
ません。着陸態勢に入っているときも、客席と外は完全に遮断
されている感じがし、風景が流れているというよりは空間の中
を切り裂いている感覚です。
自分の足を使ったり、乗り物の種類でだいぶ人間が感じること
は違うんだなと改めて思いました。
旅はのんびり流れていく風景を楽しみながらしたいものです。
運転するよりは助手席が一番ということですね。